子どもの頃、「演じること」に憧れを持っていたわたしは
発表会や学芸会の類が結構好きだった。
セリフを覚えたり
衣装を考えたり
いつもの自分(たち)ではない役割になる、
誰かになる、
というのは、非日常感そのもの!
究極のエンターテイメント!!
今でも、映画も演劇も観るのは好きだし、
なれるものならなってみたい職業のひとつだなぁ。
若い頃は、俳優というのは「顔がよくないと(美人でないと)」なれないと思っていたし
すべてをさらけだすような、そんな勇気を自分が持ち合わせているとはとても思えなかったから
憧れは憧れのまま、でしかなかったのだけれど、
大人になって、さまざまに個性的ですてきな俳優さんを目撃するにつけ
たら、や、れば、があったかもしれないなぁと
何股にも分かれた道を思う時が・・・ないわけではない。
でもやっぱり
小心者なわたしは
心も体も、裸には、なれなかっただろう。
それまでのすべてを置いて挑戦するような心意気も。
そんな世界を眩しく思いながら
目の前でポテトチップスをバリバリバリバリと貪る子どもたちに
今ここ、な現実を思いながら
久しぶりの、ラジオ・しつもんブックでした。
ヒーロー好きな男子たち。
わたしだったら、陰に入る役がいいなぁ。
それもまた、歳をとって、思うこと。
【11分】