母から、何の前触れもなく、
「そういえば、◯◯先生はどうしていらっしゃるの?」
と、大学時代のゼミの先生の近況を尋ねられ、
母の思考回路(シナプス)、一体どうなっているのかなぁ、と
その唐突に驚きつつ、
わたし自身、とてもとても久しぶりに先生のウェブサイトを覗いてみたりした、朝。
ご病気をされたようなことは聞いていたけれど
ブログはつい最近更新があったようで
ウクライナ情勢や
日本の選挙や
そういったことがつづられていて、
とてもとても久しぶりに先生の思想や思考に触れて
学生時代にいつも感じていたような
世界と自分との間の距離、
そして、
どれだけ遠くとも細くとも、
世界と自分とは確実につながっているのだという確かな気持ち、
自分の存在意義、
自分は何をなしたいのか?
というような
静かに燃えるような気持ち。
そういうのが、よみがってくる感じを覚えた。
懐かしいような
寂しいような
すべての問題は、
現在進行形であり
懐かしんだり
寂しがったりしている場合では、ないのだけれど。
時々そういうものを思い出して
時々はっとしていたら
この気持ちは何かにつながるのだろうか。
心の中に
火を灯し続けること。
夕飯をつくっていても
子どもの寝かしつけをしていても
何となしに漫画を読んでいても
家計の心配をしていても
目の前の仕事をこなしていても
ただひたすらに、毎日をやりくりしていても。
わたしの中にはその火があるんだってことを
懐かしんだり
寂しがったりするのでなく
拠り所にしたって、いいのかもしれない。