坂本龍一さんが亡くなった、という報道から、
数日が経ちました。
ぽっかりとした気持ちがあって、さびしい。
仕事をしていても、家事をしていても、なんだかさびしい。
さびしい、とか自分が言っちゃっていいのかな?
全然関係ないのに。
自分の人生に大きな影響を与えたとかそういうのじゃない。
だけど…
なんだろうな、
社会に対して無限の影響力を持ちながら、
それが行使されない(できない)日本の芸能やセレブリティの世界にあって、
単純にいえば、「わたしもそう思ってる!」とおこがましくもそう思えることを発信してくれる、
そこにいてくれる、
数少ない人だったんだ。
音楽家であることはもちろんなのだけれど
知識人として、というか、
信念をもった人、
非戦、反原発、というテーマについて率直であり
日本人として
世界に対しても
大きな影響力を持って発言できる人
愛とか平和とか正面きって語りづらく
語れるちゃんとした大人がいない(いづらい)この社会で
稀有な、
信じられる大人、という存在だった。
日本発の世界的なアーティストであること、
そういう人がいてくれることに、
勝手に誇らしい気分を持っていたのだと思う。
そういう人が失われてしまったことに、
悲しみと不安を覚えているのだと思う。
ご冥福をお祈りします。
ちっぽけなデスクの片隅から…
ちっぽけな志をもって 今日も生きる。