いち&ママちゃんのどきとき会話日記 #69-しつもんブック100 No.8「じぶんをどうぶつにたとえると?」

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戦争が始まってしまいました。

今のところ、
私たちは日本の東京にいて、いつものような暮らしを送っています。

けれど、
日々の報道や、日々の会話の中で、
戦争の影は重たくそこかしこにあり、
明確ではない、漠然とした、だからこそ余計に恐怖を感じるような…
そのようなざわざわと、ざらっとした感じで、
私たち親子の間にも存在しています。

『しつもんブック100』という、とてもピースフルな本を媒介に
「じぶんをどうぶつにたとえると?」
なんていう、やわやわ、な話題の種を持ってきても
自然とそういう話につながっていったり…

我が家にはテレビがないので
そういった報道が流れ続けている環境にはないのだけれど、
入った飲食店で、訪れたよその家で、
学校での会話で、
親同士の会話で、
子どもたちの目にも耳にも、戦争は入り込んでいる。

ざわざわした気持ち。

戦火の中にいる人たちと、
その苦しみや悲しみや絶望感の程度は比べられるようなものではないけれど、
今、地理的には大きく離れた場所にいる多くの人が、家族が、コミュニティが、
似たような敏感な気持ちを持って、
きっとなんとかやりくりをして過ごしている。


そうしてまた、
いろんな気持ち、いろんな思い、いろんな考え方が、
それぞれの場所で芽生えたり湧き上がったり固まったりしている。

団結したり
分裂したりも、
きっとしている。

それがまたいつかの日、いつかの時代の、
憎しみや戦争を引き起こしたり
理解や平和をもたらしたり、するんだろう。

すべてはつながっているのだ。
突然、何かが発生するわけでは決してない。

あの戦争も この戦争も
あの平和も この平和も

親としては
私たち家族の会話が
私たちの子どもに与える影響というものを
常に気にしているのだけれど
こういった戦争、国家や民族間の歴史問題や現在進行形の諸問題については特に敏感になる。

「適切なスタンス」というのは存在せず
そこには、わたし個人の背景と解釈があり、
例えば「家族」とはいえ、そのスタンスや見解が、必ずしも夫とまったく一致するわけでもないので、
とても難しいのだけれど
わたしなりに正直に、率直に、
わたしの背景と解釈とともに話すことを大切にしたい。

そうして、
まだ、本当に自分の足元と、あるいは遠く離れた宇宙のレベルで、
ピュアに、小さなものと大きなものを
固定観念なく自由に行き来できるすばらしい子どもの感性に、
大人の世界で作られた、不安や恐怖、怒りや憎しみ、あるいは、無念さ、
そういったものだけを畳み掛けることのないように、気をつけたい。

育児というのは
情報の収集力はもちろんだけれど
編集力も求められるし ファシリテーションも求められるなと
非常に困難な状況を前に、改めて思うところ。

できることを、やる。

子どもを育てること
愛情を向けること
よく話すこと
わたしが見てきたこと、学んできたこと、感じてきたこと。

よく聞くこと
子どもが見ていること、学んでいること、感じていること。

そうして1日も早く、
戦争が収まることを祈ります。

【10分】

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