子どもが寝る前の時間帯は、
一日のうちで一番穏やかであって安全でありたいと思う。
どんなに忙しなく過ごした日でも
どんなに楽しかった日でも悲しかった日でも
心落ち着けて
「家」という場所にいることの安心とか、
寝具とか好きなぬいぐるみとか、
そういうものに囲まれて安心することとか、
暮らすこと、生きることの基本的な動作として、
眠ること、眠れることを楽しみにしてあげられたらと思う。
かくいうわたし個人は
不眠傾向あり、常に寝不足感ありで、
「自分がんばれ!」
って感じなのだけど…
(最近は、眠る前の穏やかなヨガなんかをやったり、その時間からはもうスマホは見ないとか、そういうことに意識的に取り組んで、入眠自体はだいぶよくなったけれど、いやそれにしても家事やその他の細々がどうしても子どもたちが寝静まった後に持ち越され、そのうえモタモタしているので、就寝時間が遅くなってしまう…というのはなかなかに改善できない。)
子どもたちは、
寝つきもいいし、ぐっすり寝て寝起きもいいし、
いい感じでリズムを持っている様子。
正直、羨ましい!
小2男子の方は、3歳くらいまで「地獄の夜泣き」が続いていて、
本当に一体どうしてしまったんだろう、どうなってしまうんだろう、と長らく絶望していたのだけれど
(正直それでノイローゼというか鬱というか、連日の夜泣き対応で心身ともに疲弊していた)
そんなことはもはや誰にも思い出せないくらいの(本人はもちろんなんの記憶もない!)超理想的な睡眠をとっている。
保育園男子も、半年くらい前までは何かと夜中に泣き出しては起きていたけれど、
ここ最近はそんなこともなく落ち着いてきて、
お気に入りの枕を抱きしめて寝ている様は天使のよう。
…なるほど、自分で書いてまとめて気づきましたが、
我が家の子どもたちの場合を例に取ると、
「(激しい)夜泣きは3歳まで!」って、感じなのかな?
(激しい←しつこいけれど、本当に激しかったので!!)夜泣き対応に連日苦労されているお母さん・お父さんの一つの気休めになれば…
そして我が家では、
子どもたちが寝る前に「本を読む(読み聞かせ)」のをひとつの入眠儀式的に行っていて、
それもまた、
わたし自身がどんなに疲れていても、
ささやかな楽しみだったりも、する。
わたしは張り切って本を読む。
何しろ子どもの頃はアナウンサーになりたかったくらいだからね!
(これは本当の話!テレビのことも業界のこともあまり知らずに、純粋に「活字を読むのを仕事にしたい」と思ってた。)
ここぞとばかりに、張り切って「朗読」しますよ。
とはいえ、ここ最近は、そんな朗読の機会もめっきりと減ってきてしまった。
子どもたちがもっと小さいころは、
「もっともっと」
と何冊もせがまれて、
「いや、もうママも眠いから切り上げたいんだけどー 早く寝てくれー!」
みたいに辟易することもあったけれど、
最近は、日中の活動量や受ける刺激が増えたのか、
お布団に入る頃には彼らはほとんどエネルギー切れ!という感じで、
最初の2−3ページを読んだところで寝入ってしまうことが増えた。
こうやって、家族の「儀式」的なことも、
子どもの成長とともに、
形を変えていく、あるいは消えていくんだろうなとしんみりしたりもする。
しんみり?いや、それもまたひとつのステップだよな、と、
その次にあるものを、楽しむ気持ちも持たないとかな。
今回は、そんな
眠たい息子たちを捕まえて、
無理やり話したラジオです。
読むはずだった本を枕元において、
二人とも、話し終わったら、寝ちゃった。
眠たい子どもたちは
生意気をどこかに置いてきて
可愛くて、
寝かせてしまうのがもったいないくらいです。
【5分】