いち&ママちゃんのどきとき会話日記 #47-お月見団子クッキングゥ〜👍

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「子どものいるくらし」の一つの特徴は、
「行事」がスケジュールに組み込まれていくことだと思う。

生まれたての頃の、やれお宮参りだお食い初めだハーフバースデーだ初節句だ…
と、それまでの自分の人生で馴染みのない「子の出生に関連する行事」に辟易することもままあるけれど。
(もちろん、喜ばしいお祝いごとなのですが、タイミングによっては産後すぐで心身ともにボロボロで、そんな中であれやこれやと手配をして気を配って行事をこなさなくてはならないのは母親的には結構つらかったり…する(した)、のは私だけではないはず!?)

一方、「季節の行事」は、毎年、同じように巡ってきて、
それは、ある文化に暮らす人たちにとって比較的共通のものなのだけれど、
子どもがいると、それがくっきりはっきりと意識されるようになる。

思えば、子どもがいないとあまり意識しない季節の行事もいろいろあって。

わたしがすごく記憶に残っている「シーン」は、
朝も晩もない…という感じで仕事をしていた20代のとある日、
飛び乗った通勤電車の窓から、わぁっと川辺を横断するようにかかった鯉のぼりを見かけて。

その色鮮やかさに目を奪われて、心を奪われたことがあった。

あ、もうすぐ子どもの日か。
端午の節句か。

居合わせた小学生たちが、真っ黒なランドセルを突き合わせながら、
おばあちゃんに何を買ってもらうんだとか、そんな楽しい祝日の予定を話していて、
全然、違う時間の中を生きているなぁ、
わたしも菖蒲湯、入ったなぁ、
わたし、なんか大人になっちゃったんだなぁ…
子どもたちの輝く後ろ姿と、きらきらゆれる鯉のぼりとを眺めながら、
ぼんやり思ったのだった。

時は流れ、いまや2男児の母となり、
端午の節句に祖父母から贈られた兜を飾って
「やねよーりー たーかーい♪」の熱唱を聴いて
自分で準備した菖蒲湯に子どもらを入れる日が来ようとは、
まったく想像していなかったのだから、
人生は不思議。

『東京タラレバ娘 シーズン2』(登場頻度高いよ!)で、主人公が既婚・子持ちの同級生に、
結婚して、家族がいて、よかったことは?と質問したときの回答に、

「自分が子どもの時楽しかった色んなイベントを もう一回味わえるってことかなぁ」
「今度は親サイドから楽しめるっていうか…」
「それがすごく楽しいんだよね もう一回人生ループしてる感じ」

というのがあるのだけど、
まさに、そんな感じで、
わたしの場合、楽しかったことだけじゃなくて、
悲しかったことや残念だったこと(それなりにあるよね)も思い出しちゃったりするのだけれども、
それはそれで、今度は楽しくできたらいいなという希望もあったりして、
なんだかんだ、
面倒だなと思いながらも、
わくわくうきうきしたりする自分がいる。

お月見なんかは、まさに。

中国や韓国に比べると、お月見(中秋の名月)は現代日本ではそこまで大きな行事でないし、
「お月見デート」とか「お月見パーティ」っていうものもなかったから、
子どものいるくらし、になるまで、わたしの中で強く意識する日、では、なかったよな。

最近は、何かと行事を喚起する風潮もあるから、
今どきは、友人や恋人と「お月見デート」「お月見パーティ」、するんだろうか?(それは、風流だなぁ!)

というわけで、
今年もせっせと月見団子をつくり、
家族で忙しなく!月を眺めて、
過ごしました(優雅さは、まったくない!)。


ラジオは、
学童帰りの息子と、慌ただしくお月見団子をつくっている最中のもの。
イベント大好き(パリピ)な彼は、今年も張り切ってお団子作りましたよ。

【18分】

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